Simple life

Receive All, Love All

rose

Post

Calling42~『Michael JacksonTapes』より人種差別、宗教と反ユダヤ主義

2011
09
25
ring
ちょうど2年前の秋に、私はMJファンの一人とこんな話をしていた。

「Marianongさんはマイケルには霊的な作用が働いていたと思ったことはありませんか?」

その時期、下記で紹介する『Michael Jackson Tapes』が発刊され、私がその一部をその方に訳して送ったのであった。その訳に対しての、返答だった。

今回はその章の全文を訳したが、一部にファンの方には気に入らない箇所があると思う。
しかし、そういう気に入らないといって一部の単語や文章ににこだわり憤ってしまっていては全体が見えず、肝心なところを見逃してしまう。マイケルが言葉に込めたメッセージを受け取るには、そういう気に入らない部分は脇におき、冷静に見て欲しいと願う。

長いので分割しました。続きは後日に。


=========================================

---マイケルはユダヤ人を愚弄するような言葉である「Kike」を『They Don't Care About Us』の中で使用したことに対し、酷く非難を浴びた。実際、私とマイケルが友人であることを聞いた多くのユダヤ人たちが私のところに手紙をよこして来たり、直接私にマイケルは反ユダヤ主義者だと言ってきた。



しかし、マイケルの人生にもたらされた傷のうち、反ユダヤ主義者だと非難されることは単にその傷のうちの一つに過ぎない。なんにせよ、私はマイケルがユダヤ人たちに本能的に親近感を抱いていたと信じている。実際、マイケルは私がラビ(ユダヤ教の精神的指導者)であるということに非常に敬意を抱いていたし、私がユダヤ学の学者として持ち合わせる学問的知恵から多くを学んでいた。そして、私は2006年ごろにマイケルがユダヤ人を愚弄するような※ボイスメッセージを残していたことについてもよく知っている。※内容については過去記事に。


だが、私はそんな気分を害するような行為に弁護する気はないが、言っておきたいのは、マイケルがその時期、処方箋のせいでよくぼぉっとしていたということと、誰がそんなものを彼に与えたのかなんて誰もわからないということだ。とにかく、マイケルは私の前ではいつもユダヤ人やユダヤ主義に多大なる敬意を表していたのだ。

========


SB:君は社会に取り残された人たちのための声になろうとしてきた。たとえば、『They don't care about us』とか。この歌の主なメッセージである、『They don't care about us』のUSって誰のことかい?貧しい人たちのこと?それとも第三世界のことかい?

MJ:それは不公平に扱われている人のこと、ひどい扱いをされている人のこと、たとえば、「ニガー」(黒人への差別用語)と呼ばれている人たちのこと、「カイク」(ユダヤ人への差別用語)と呼ばれている人たちのこと・・・これについては、人々は僕のことを誤解しているようだけれど・・・。
僕が小さいころ、ユダヤ人の弁護士と会計士がいたんだけれど、僕の隣で寝ていたとき、彼らがお互いに「カイク」と呼び合っていたんだ。僕が「それはなあに?」と聞くと、彼らが「それはね、ユダヤ人に対する悪い言葉なんだよ。黒人に対する『ニガー』と同じことさ。」僕は「あ、そうなんだ。わかった」と答えた。
僕は、人々がいやな扱いをされるとき、「ニガー」や「カイク」と呼ばれているのを知っていたんだ。それは僕が言いたいことだったし、そういう意味で「カイク」という言葉を使ったんだ。世間の人たちは誤解しているけれど、そういうつもりじゃないんだ・・・わかるだろう?

SB:君は声なき人たちのために立ち上がろうとしたんだね?

MJ.そうだよ。声なき人のために。僕は憎むことを教えてはいない。それは僕が言いたかったことじゃないんだ。

SB:君はアメリカ人として誇りを持っているかい?君が世界各国でコンサートを行ったとき、君はいろんな意味でアメリカの代表者だと感じたことはあるのかい?

MJ:これを言ったからといって悪く取らないでほしいのだけれど、僕は世の中ことをよく知っているという気がしている。だけど、どちらか一方に着くことはいやなんだ。たとえ、僕がアメリカ人でこの国に生まれ、アメリカについて誇りに思うこともたくさんあるのだけれど、そう思えないこともたくさんあるよ・・・無知とか・・・ノーマン・ロックウェルが描いた、物を投げつけられるなか、学校に通う少女の絵のように・・・。

rr


---ロックマンは、南部地方の学校が人種差別撤廃したことに対し、不満に思う人々の攻撃から守るために派遣された保護官に囲まれながら通学する黒人の少女を描いた。マイケルと私はプライベートギャラリーにあるその絵を見に行ったことがある。


MJ:僕は人種差別なんて理解できないよ。僕の母親は天使や聖人のような人だ。母がエンシノの家から1ブロック離れたマーケットに買い物に行った日の話なんだけれど、その日彼女はベンツに乗っていた。母は皆を愛している人なんだけれど、車に乗った白人の男性が「アフリカに帰れ!ニガー!」っと怒鳴ってきたんだ。そんなことが母の身に起こったことが本当につらかった。それから5年も経ってないけれど、その白人男性はねたんでいたんだと思う。
ほかにも、僕の兄弟たちが乗っていたロールスロイスに鍵をかけ用事を済ませて戻ってきたら、誰かが持っていた鍵で兄弟たちの車に傷をつけたんだ。なぜなら黒人がロールスロイスを運転していたから。こんなことは本当にうんざりだ。皮膚の色はその人の持つ性質とは関係ないじゃないか。

僕はユダヤ人の子供が好きだし、ドイツ人の子供も、アジア人もロシア人の子供も大好きだ。僕らは皆同じで僕はそれを証明する完全な仮説を立てられる。僕はありとあらゆる国で公演をしてきたけれど、僕のショウでは観客は皆同じ場面で泣き、笑い、興奮するんだ。卒倒し気を失うところまで同じだからそれは完全な仮説になる。僕らが皆同じだと言う共通性がある。僕はロシア人は抜け目がなく、ドイツ人は感受性や感情がないときいたことがあるからね。(僕のコンサートでは)ドイツ人は僕たちと同じくらい、もしくはそれ以上感情的になっていたよ。ドイツにもロシアにも僕が大好きなファンたちが何人か住んでいる。彼らは寒い日でも雨の日でも(僕を)一目見ようとずっと外で待っている。彼らは「私たちは「heal the world」(世界を癒したいんだ!大好きだよ!」と叫ぶ。
こういうファンたちは若い人で、戦争とは何の関係もなく、熱狂的だ。彼らは違う。新しい世代は違うんだ。彼らは素晴らしいよ。僕は世の中のことをよく知っているという気がするんだ。だが、僕はどちらの側にもつけない。それが、「僕はアメリカ人だ」ということがあまり好きではないという理由だ。

SB:君は信じられないくらい成功した初めての有名な黒人男性だという事実が君のキャリアに影響を及ぼしたと思っているかい?例えば、誰かが君に与えた不公平な行為、君の母親が経験したような人種差別とか。

MJ:イエスだよ。僕の前にハリー・ベラフォンテ、サミー・ディヴィス・ジュニア、ナット・キング・コールがいた。彼らはエンターティナーで人々は彼らの音楽が大好きだった。しかし、彼らは賞賛もなかったし、観客を泣かせたり、「愛してるわ、結婚してちょうだい」と言われたこともなかった。彼らは観客に服を破かれたこともなかったし、ヒステリックになられたことも、叫び声をあげられたこともなかった。彼らはスタジアムで演奏することはなかった。僕はその型を破った最初の人物で、白人や、スコティッシュやアイリッシュの女性たちに、「愛してるわ」と叫ばれた。多くの白人の記者たちはそれが気に入らなかったんだ。僕がパイオニアだったから、彼らは僕を酷い目に合わそうとした。
それが作り話の始まりだったんだ。「マイケルは奇妙な奴だ」「マイケルはゲイだ」、「マイケルは高圧酸素室で寝ている」「マイケルはエレファントマンの骨を買いたがっている」・・・そういった話を持ち上げて人々を僕から遠ざけるようにしむけたんだ。彼らは本当にひどいことをしてきた。他の人が僕と同じような同じ目にあったら、その人は今ごろ麻薬中毒で死んでいるだろうね。

SB:そんなことに耐える力はどこから来たんだい?

MJ:子供たちを信じること。若い人たちを信じること。神が僕に子供たちを守るためにこういう試練を与えたのだと信じることだよ。
 
(つづく)


関連記事
スポンサーサイト

Tags: マイケルジャクソン they don't care about us

Open

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。