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Calling 43~『Michael Jackson Tapes』より人種差別、宗教と反ユダヤ主義②

2011
09
26
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前回の続きです。

SB:そんなふうに大人が卑劣だから君は若い世代が優しい心を持っているとずっと信じているってことかい?

MJ:もちろん。僕は今でも彼ら若い世代を理解しようとしているしね。それと、ぼくはユダヤ人のことが気にかかってしょうがないんだ。それはとても大きな問題だと思っている。

SB:ユダヤ人のことって?

MJ:ホロコーストで死んだ子供たちの数を知ったとき・・・・。(泣き崩れるMJ) 人間は何故そんなことができるんだろう?わからないよ。人種なんて関係ないじゃないか。理解できないよ。全く理解できない。本当に。どんな身分だって(関係ない)・・・。そんなことは理解できない。誰かが君にそんなふうに憎めと命令するのか?彼らは君の心を憎しみでいっぱいにすることができるのか?彼らはそんなふうに僕の心を変える事はできないよ。彼らは君の心を変える事ができたと思うかい?かわいそうだよ。

SB:もし我々が感化されやすかったり、道徳的正道を要求する神と繋がりをもてなかったりするならば、彼らは我々の心をそんなふうにすることができるだろうね。

MJ:ヒトラーは演説は天才的だった。彼は多くの人々の心を憎しみに変えた。彼はショウマンだったに違いない。彼は演説をする前に少し間をおき、水を少し飲んで、喉をすっきりさせてから周りを見回す。それはエンターテイナーが観客をひきつけるためにやることと同じだ。ヒトラーは激しく興奮しながら話し、それが人々の心をうちつけるような印象を残した。だけど、彼はどこでそんな話し方を学んだのだろう?彼は学校を退学しているし、もともと建築家を目指していた。それにいろんなことに失敗している。だけど、それが刑務所で全てが起こったというならわかる。※『我が闘争』にあるように。僕は本当にそう信じているんだ。



---マイケルはヒトラーはショウマンとして素晴らしいものがあると分析している。私は後にヒトラーの演説を何本も見たがマイケルの分析は正しかった。ヒトラーの話術、間の取り方、そしてヒトラーは観衆の期待が集中したときにゆっくりと話し出すのだ。

SB:彼が始めて本を書いた場所で、彼のアイデアが練り上げられたと?

MJ:そう、そう。彼は強い怒りを込めてアイデアを練り上げた。ネルソン・マンデラが刑務所でアイデアを練り上げたように。マンデラはヒトラーとは逆の思考だったけどね。マンデラは刑務所の子羊(=犠牲者)だった。彼は苦渋を感じなかった。彼が80歳でも、彼にはいわゆる青年時代というものはなかっただろう。なぜなら彼は長い間刑務所にいたのだから---だからといって彼はそのことについて後悔しないだろうね。

SB:マンデラ氏に青年時代はなかったと?

MJ:そうだよ。でも、彼はかわいらしくてとても子供のようだ。

SB:彼はくすくすと笑うことが好きだというのかい?

MJ:彼は子供たちを愛している。僕が彼に会いに行ったとき、僕には何人かと子供たちと一緒にいたんだけど、大人たちがその子供たちに「ここにいなさい、マイケルジャクソンだけが(マンデラに)会うのだから」と言ったんだ。僕は「マンデラ氏は子供たちに会うのを嫌がったりしないよ。もし子供たちも行かないなら僕も行くつもりはない。」と言ったんだ。マンデラ氏の代表者が僕を険しい表情を隠しもしないで僕の顔を見てきたを覚えている。そして代表者が戻ってきて、「皆さん、お入りください」といった。マンデラ氏がまず、初めに子供たちのところにかけよってハグをした。僕はマンデラ氏がそのような優しい人だと知っていたし、彼が大好きだったからね。彼は子供に話しかけ、「それから」僕と握手をしたんだ。それが正しい順番だと僕は分かっていたよ。


SB:君はヒトラーと正反対なのかい?神がこのような驚異的なカリスマ性を君に与えた。ヒトラーは人間の獣性を引き出したなら、君は人間の純真さや神性を引き出したいと考えている。ヒトラーの指示により暗黒の、最悪のフォース(=力)がドイツ人の心から放たれた。現代では、神が同じように君に驚異的なカリスマ性を与えた。君はそのカリスマ性を人間の心にある純真さや神性を引き出すために使っているというのかい?

MJ:そう信じている。僕のショーにくれば君は変わる事ができるよ。僕のショーは宗教的な体験に近いものだから。ショーが始まる前の君は単に一人の人間だけれど、終わって出て行くときには違う人間になっている。なぜか君はそうなってしまうんだよ。

SB:と、いうことは君のショーの目的のひとつとして、人々からそういったものを引き出すように努力しているということかい?単に観客を楽しませるだけではないと?

MJ:もちろん。僕たち(=MJと観客)はそうなんだ。君に僕たちがコンサートでやってきた事例をみせてあげることができたらなぁ。例えば、ステージに巨大な戦車があり、戦車と兵士がでてきて観客に狙いを定める。それから僕にたいして銃口を向けると観客全体がブーイングをし始める。こんなことがいろんな国で起こっているんだ・・・。僕は銃を取り上げて投げ捨てると兵士たちは叫び声を上げる。そして小さな女の子が出てきて、僕はいつもここで貧しい農家の子供を登場させるんだけど、花をひとつ携えて兵士の下へ届ける。兵士は膝を折り泣き崩れると観客はいつもざわめく。それから僕はスピーチを始めて、もう一人男の子がやってきて手話をする。君が観客席にいたら皆が泣いているのがわかるだろうね。そんなことがどの国へ行っても起こるんだ。それは『Earth Song』の一部なんだけどね。



僕は世界の親善大使で、このメッセージを広げている。そして、『Heal the world』では、全世界の子供たちが地球を取り巻き、後ろにある大きなスクリーンに世界中のリーダーたちを映し出す。それは本当にすごいんだ。

それなのに、他のシンガーがセックスについて、例えば、「ベイビー、君と熱い風呂に入って、君の体を洗ってあげたい。」なんて歌っているのに、僕は変な奴だってマスコミに叩かれている。言ってる意味わかるかな?

SB:もちろん。それはよくないね。

MJ:そうだろう?

SB:(マスコミのせいで)君が伝えたいものが目の前で変わっていくんだね。

---この時、マイケルはオックスフォードのような場所でスピーチをしていた。その努力のかいがあってか、彼のまわりに信頼でき尊敬できる政治家や育児の専門家が集まった。彼は良い評判を得るようになり、彼は失った信頼を取り戻し始めていた。

SB:なぜ彼らは理解できなかったのだろう?なぜ彼らはナチスのように単に悪魔のような人になったのだろう?

MJ:僕はなんらかの方法で彼らの心に近づけることができると思っているよ。

SB:つまり、君はヒトラーと直接向かい合って話すことができるなら、と信じていると・・・。

MJ:そう、そのとおり!彼の周りには彼を怖がるイエスマンばかりだったに違いないんだ。

SB:君はもしヒトラーと1時間会うことができたら君は何らかの方法で彼の心に触れることができると信じていると?

MJ:もちろん、そうだよ。できると確信しているんだ。

SB:ヒトラーに?おい、マイケル!ヒトラーだぞ!?だから君は心底悪魔のような人はいないから、何らかの方法で心に触れると信じているんだな。だから君は意地の悪い連中をとがめようとは思わない・・・。

MJ:思わないよ。僕はそういった人たちを救い、彼らにセラピーを受けさせなければならないと思っている。君は彼らに人生のどこでなにを間違ったかをおしえてあげなければいけないんだ。彼らは自分がしていることがわからない。彼らはそれが間違っていることもわかっていないんだ。

SB:しかし、マイケル、なかには救いようのない人がいるんだ。ヒトラーのように。彼は悪の権化だったんだ。君と話すには人間らしさがない人間なんだ。見たこともないような深淵もしくは暗闇に話しかけるようなものだ。たくさんの人を殺したような人間はどうだ?彼らに与えるようなセラピーなんてないとは思わないのか?彼らは殺人者だから厳しい罰を与えるべきなんだ。

MJ:そのことについては残酷だと思うよ。彼らの心に届くような人がいたらなぁと思う。

SB:もし彼らがすでにそんなことをしていたらどうだ?彼らが既に人を殺しているとしたら?

MJ:もし彼らが既に殺人を犯していたなら、それはよくないことだね。


---これはまったくばかげている。1時間でヒトラーを変えられるなんて信じている人間がいたとは。ヒトラーはこの世で最も悪魔のような人間だ。子供を含む600万人のユダヤ人を計画的にガス室へ送り込んで殺した男だ。とはいえ、マイケルはよくわかってないのだろうから許されるだろう。
しかし、闇を光に、魔性を神性へと変えることができると確信している人間には通常の善悪のルールは通用しない。 マイケルはまた自分に子供たちを癒す特別なヒーリング能力があると信じていた。その能力は他人にはよくないものとしてとらえられるかも知れないが、彼には心地よいものだと思っていた。
本当のことを話すと、私はヒトラーのコメントについてはマイケルを説得すべきだったのだ。私は率直に「マイケル、君は救世主じゃないんだ。君は第二次世界大戦を止められなかっただろう。だから無理なんだ」と。今ではそうしなかった臆病な自分に後悔している。


SB:それではここで、君の話を確認してみたいと思う。君がこの世界を子供の目を通してみるという意見は面白い。オーケー、その反面、子供にとって、悪魔のような人間を見分けることはとても難しいということでもある。つまり、子供が簡単に人を信用してしまうという理由なんだが、そして同時に君が抱えている問題でもあるということだ。たとえ、悪魔が君の顔をじっと見つめていたとしても、君はその悪魔にも善いところがあると言いたい。だから私は君のような人に罪をとがめるために法的手段を取れとは言わないんだ。というのは、それが君が(理想とする)世界に対する進言ではないし、率直に言うと、君が善くない仕事をしてしまうかもしれない。君が酷い「大人の」行為である刑罰を一度でも世界にもたらせば、君は刑罰が必要になる。
しかし、子供の世界ではそんなことは本当に存在しないから、君は同じような処罰と言う行為は必要ないということだね。しかし、マイケル、もう一度聞くが、君はヒトラーの心に触れることができると、本当に信じているのかい?

MJ:そうだよ。

SB:何らかの方法でヒトラーに善いところを見出すことによってかい?

MJ:YESだよ。僕はできると思っている。本当に、できるってね。誰も彼ときちんと話をしたことがない。こんな言葉は使いたくないけれど、いわゆる、ごますりをするような連中に彼は囲まれていたと思う。でも、それは本当のことだし、ヒトラーが求めていたことで、彼の周りにいた連中がしたことなんだ。

SB:彼は変われなかったと?

MJ:ヒトラーに反対したドイツ人たちがいた。彼らはヒトラーを殺そうとしたことは覚えているかな?

SB:ああ、※※クラウス・フォン・シュタウフェンベルクだね。しかしクラウスを含めその共謀者は多くて1千万の人口のうち、多くても2~3百人だった。マイケル、このような話は僕と君との見解はかなり距離が見られる。ヒトラーは本質的に悪魔だ。君は彼の心をつかむことはできないと思うよ。人間ができる唯一の方法は彼らを世界から追い出すことだけだ。だから、意地の悪いマスコミや子供たちを傷つけてきた連中を除いて、きみは心の中にいる全ての人々を許してきたんだろう?

MJ:そうだよ。許してきたんだ。

(END)

==参考==


※『我が闘争』

ヒトラーが1923年ミュンヘン一揆の失敗後の1924年、ランズベルク刑務所でで著作を開始した本。この本の中で自分の生い立ちを振り返りつつ、戦争や教育などさまざまな分野を論じ自らの政策を提言している。特に顕著なのは猛烈な反ユダヤ主義でエスペラント語はユダヤ人の陰謀であるといった主張、また生存圏(Lebensraum)獲得のための東方進出などが表された。群衆心理についての考察とプロパガンダのノウハウも記されている。自叙伝は他の自叙伝同様誇張と歪曲がなされたものであるが、全体としてヒトラー自身の幼年期と反ユダヤおよび軍国主義的になったウィーン時代が詳細に記述されている。ヒトラー政権下で本は巨大な人気を獲得し、事実上ナチのバイブルとなった。結婚する全ての夫婦に『我が闘争』を贈呈する事が奨励され、各自治体がエーア出版に発注した婚礼用 (市の紋章が表紙に箔押しされ、首長のメッセージが記されたページが挿入されている) の『我が闘争』が、婚姻届を提出した夫婦に贈られた。贈呈用として、本革や琥珀の板、銀細工などで装丁された様々な特装版も販売された。視覚障害者向けには6巻組の点字版も製作された。本書の販売はヒトラーに数百万ライヒスマルクの収入をもたらしたが、購入者の大半が全てを読んだわけではなく、ヒトラーに対する忠誠、ナチス党内での地位の維持、ゲシュタポの追及をかわすために購入した。第二次世界大戦終結によるナチス崩壊までに約1,000万部がドイツ国内で出版された。
1999年にサイモン・ウィーゼンタール・センターがAmazon.comやバーンズ・アンド・ノーブルのような大手インターネット書店が『我が闘争』を販売している事を糾弾した際、世間の抗議を受けた両社は同書の販売を見合わせた。現在では両サイトにおいて英訳版『我が闘争』を購入することができるようになっている。(ウィキペディアより)


※※クラウス・フォン・シュタウフェンベルク

ドイツの軍人、貴族。軍における最終階級は参謀大佐(Oberst i.G.)。貴族の爵位は伯爵(Graf)。ドイツ陸軍国内予備軍参謀長を務めていた際の1944年7月20日に、東プロイセンの総統大本営「狼の巣」において総統アドルフ・ヒトラーを時限爆弾によって暗殺する計画を実行したが、ヒトラーは軽傷を負ったに止まった。「ヴァルキューレ作戦」発動によるクーデタ計画にも失敗し、7月21日に上官の国内予備軍司令官フリードリヒ・フロム上級大将の命令により逮捕され、銃殺刑に処せられた。現在のドイツ連邦共和国においては、英雄として顕彰されている。(wikipediaより)



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Tags: マイケルジャクソン

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