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Calling46~『Michael Jakson Tapes』よりカルマと正義

2011
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ring
『Michael Jackson Tapes』より「Karma and Justice」
注:宗教の話が出てきます。だからといって特定の宗教を推薦する目的ではありません。そういった話が苦手な方はスルーでお願いします。

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SB(シュムリ氏):ネバーランドのセキュリティを「セイフティ」と呼ばせるのはとてもいいと思う。バッジにも、ユニフォームにも帽子にもそう書いてあるね。

MJ(マイケルジャクソン):どういうこと?

SB:実際、「セイフティ(安全)」は「セキュリティ(警備)」よりも響きがいいね。「私たちはこの世から閉め出すためではなく、シンプルにここを訪れてくれる皆さんの安全を守るためにここにいるのです」といっているようだ。怖がらせるのではなく、思いやりがあるように見えるよ。
ところで、子供たちは本当に正義に対しての感覚が鋭い。私の子供たちはよく「それはフェアじゃない」と言うんだ。君の曲のなかで、このようなフェアではない人々が世間にまかり通っているということを言っていたね。一方で、フェアじゃないことに対してとても鋭敏な感覚を持っている子供もいれば、その一方で私たちは何も罰せられないでうまくやりとおす意地の悪い人々を見るし、誰も彼らをとめない。

MJ:僕は、多くの不正が世界中でまかり通っているから正義が重要であると思っているんだ。不正は嫌いだ。『Scream』と言う最近出したアルバムの中の曲なんだけど、その歌は、「私は不正にうんざりしている」という言葉で始まる。
それは僕の最初の台詞だけど、ジャネットの台詞にも「なんということでしょう、私が今晩テレビで見たものを信じることができません 。もう不正にはうんざりです。」とある。僕は、人々に不正義に関して知って欲しかったし、止めてほしかったんだ。僕はカルマを信じない。 そんなのクソだ。僕は、とても卑劣で、悪魔のような人々が世界のトップにいて、うまくやりとおしている。彼らがどんなに悪魔のようであっても、人々は彼らが大好きなんだ。



SB:君がそんな風に強く主張するのはいいことだと思うよ。

MJ:こんな風に言うのはよくないけれど、カルマ論はゴミだ。カルマは誰かが作り出したセオリーだと思っているよ。

SB:ええと、「因果応報(what goes around comes around)」はオーケー、というのはそれは偉大な真実だから。だが、カルマは、障がいのある子供達に「それは前世で悪いことをした報いだ」というから、本当に悪魔のようなものだと?

what goes around comes around
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"It Shoots Further Than He Dreams" by John F. Knott, March 1918.

MJ:いいたとえだね。こんなことは本当にいいたくないのだけれど、僕は誰かがそんなふうに言うのは本当にいやなんだ。そのような(障がいのある)子供たちは前世で悪いことをしたから、神がその子供たちに障がいを与えるって?ある国からアメリカに養子に迎えられる孤児たちがいたとする。もう一方で飛行機が墜ち、乗っていた子供たちは皆死んだとする。なぜだ?もし君が天国にいて、そのような子供たちを救うことができたとしたら、君は「こっちにきてはだめだ。ほかのところにいきなさい。だけど、こっちではないよ」というだろう。僕ならそうすると思う。

SB:今まで君は東洋のスピリチュアルなグルに、「マイケル、子供たちがトラックにひかれたのは彼らが過去生で姦淫したからなのだ」などと言われたことがあるのかい?

MJ:ないよ。もしそのようなことを言うグルたちがいたら、僕は怒り狂ってカルマがゴミみたいなものだという理由を説明するね。それはクソだって。それは他の人が言う宇宙に関するセオリーのようなものだ。ある人はビッグバンを信じている。僕はそうではないけれど。またある人はアダムとイブの話やこの宇宙は偶然にできたのではないという、聖書の創造説を信じている。
この宇宙はビッグバン、もしくは偶然にできたというなら、「オーケー、僕は車のエンジンを取りあげてみたいと思う。エンジンを解体してそれらをバスタブに入れることにする。僕は君にそれを振り動かしてもらいたい」君がそのバスタブを100年間揺すってもそれらは完璧なエンジンになることはないだろう。すべてのピースがあわさってエンジンが作られる。それはビッグバン説、つまり大きな爆発があり、子供や植物、僕たちが吸う空気や酸素ができたといっているようなものだ。
誰かがこの宇宙を作ったに違いない。あるいは、(宇宙の)設計者が作ったに違いない。まつげから口元、消化器までね。君の意見は違うのかな?

SB:それはどの宗教の信条の中で最も重要なことだね。神が生命の起源だと言うこと。

MJ:僕は昔、(以前の宗教の教理である)戸別訪問をしていたとき、人々は「私たちは無神論者だから」と言うので、どうしてなんだろう?と思ったことがある。彼らは何故神を信じないのだろう・・・僕はそれを何度も聞いたし、僕の兄弟の一人もしばらくの間無神論者だったけれど、今は違うと思う。ティトは母の宗教の信者として厳しく育てられたけれど無神論者だった。僕は何人かそういう有名な監督を知っているよ。「雨に歌えば」の監督でアカデミー賞を撮った※スタンレー・ドーネンとか・・・。

SB:では、戸別訪問先の人々が君に「私たちは無神論者だから」と言ったとき、君は彼らとどういう議論をしたのかな?

MJ:僕は人生に奇跡をもたらそうと試みた。子供達の目や体を見ると、いかに全てがうまく作用しているか。僕たちがなぜここに存在し、なぜ互いを破壊することをゆるされているのかという質問があるのだけれど、なぜならこの地球にはさまざまな生命が存在するけれど、僕たち人間だけが自分自身を破壊することができる唯一の種だからだ。どんなふうに不公平なことがおこるのか僕はわからない。天はなぜホロコーストや他の地域で起こった大量虐殺、私刑(リンチ)から奴隷制度までありとあらゆる重大な問題を止めなかったのか。スターリンとか・・・。

こんなことをいうのはいやだけど、ナポレオンもだ。ナポレオンは彼が起因した大量虐殺を褒め称えられているんだ。(マイケルはナポレオンが起こした戦争のことを言っているのだと思う)だが一方でヒトラーがいろんなところで悪魔だと呼ばれているのに。だけど、ナポレオンもヒトラーも同じようなことをやったんだ。だが、自分の国のためにそうしたんだというけれど、もう一方も同じなんだ!多くの人々がナポレオンと共に亡くなったのに。ナポレオン像まである。

SB:ヒトラー以上の悪魔のような人物なんていない。それからナポレオン、数々の戦争を引き起こし、未だ慈悲深い独裁者と言われるこの人物は決してヒトラーと比較されることはない。現代でも、ナポレオンの時代でも、英国人やヨーロッパの国々から「獣」と呼ばれている。彼らはナポレオンを反キリストだといっているんだ。

MJ:だけど、ヒトラーはある島で一人で死んだ孤独な男だよ。

SB:君は歴史書を読むのが好きなのかい?

MJ:僕は本当に歴史書を読むのが好きなんだけれど、何を信じて何を信じないかわからないんだ。僕に関する記事がいかに捻じ曲げられているか知っているから・・・歴史書も同じだと思う。この国(=アメリカ)はネイティブインディアンから取り上げたし、オーストラリアは黒人から、アパルトヘイトも同様だ。どんなにたくさんの黒人を殺したんだろうか。

SB:アメリカ原住民や、アフリカから奴隷としてつれてこられた者も同じだが、主な死因は病気と病原菌だ。約90パーセントのネイティブアメリカンはヨーロッパ人がもたらした病気で亡くなった。ヨーロッパ人がその血に多くの疾患を持っていたが彼らは免疫があった。しかし、ネイティブアメリカンにそんな免疫はなく、ヨーロッパからの病原菌で87パーセントの原住民が亡くなった。95パーセントのアボリジニが病気で亡くなったのと同じだ。アボリジニはヨーロッパ人がかかるような病気がない健康的な環境に住んでいたんだ。

MJ:いやな話だ。こんなことを言ってはわるいけど、本当にいやな話だ。

SB: 先日、オーストラリアにいったんだが、そこでは、みなオーストラリア政府がアボリジニの人々に謝罪すべきであるかという議論があったんだ。

MB:: それなら知っているよ。オーストラリア政府が謝罪するのであれば(ドイツが)ホロコーストに対する謝罪をユダヤ人にしているように、アボリジニの人々に同じように支払わなければならないという人もいる。そして政府は謝ることも謝罪金も払いたがっていないという人もいる。政府はアボリジニの人々が金銭を要求してくることを心配しているなんて間違っているよ。

S:君は彼らがそうすべきだと思うかい?

M:そう思う。僕はユダヤ人は過去から立ち上がっていいと思う。ドイツ人はユダヤ人にホロコーストの賠償として年間470億ドルの税金を支払ったのだから。

S:金額の問題じゃない。ユダヤ人には強制労働の賃金を支払われなかったし、600万人の犠牲者に対する謝罪金を受け取らなかった。ナチスと彼らの協力者に盗まれ、破壊された財産のうち数百億ドル分は償われたが、ユダヤ人が失ったものはそれだけではなかったのだ。

M:だけど、現在もドイツ人全員が悪いようにいわれるのは好きじゃないんだ。

S:聖書には、縦の関係というよりむしろ横の関係に責任があると書かれている。
たとえば、君がフランク(マイケルの友人)を痛めつけているところを見たのに私が君を止めなかったとしたら私にも責任がある。なぜなら私は目撃者であるにもかかわらず君を制止しなかったことを選択したということになるからだ。 しかし、プリンス(マイケルの息子)には責任は無いだろう。プリンスが君の息子だからだ。
私たち(ユダヤ人)は父親の罪を子供には押し付けない。 責任は水平にあるもので垂直にあるものではない。息子は父親がすることについて責任があるはずがない。私たちは(ドイツ人の)親がしたことの責任を次世代に負わせはしない。しかし、過ちを犯し、また黙って見過ごしていた(親の)世代には責任があるのだ。



※スタンレー・ドーネンはユダヤ教徒の両親の元に生まれたが、若い頃は無神論者だった。参考:http://www.adherents.com/people/pd/Stanley_Donen.html


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この訳の感想については後日に。


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Tags: マイケルジャクソン スクリーム Scream

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