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そんなあなたのこんなおはなし Vol.2

2008
01
24
ring
これはそんなあなたのこんなおはなし Vol.1の続きです。


(Vol 1の続きから)


「お金がないんです。なんとかしたいんです。彼を助けて欲しいんです。」


目の前の同僚は言った。

目の前にいる彼女は腕のいいコック。彼女の作る料理は本当においしくて、何度も社内のフードコンクールでいつも優秀な成績をとっていた。
年はまだ若いんだけど、いつも冷静だった。余計なことは一切いわない。話し方もオンナのコ独特のかわいらしさをまったく感じない。訥々とした話方は職人気質なのか。愛想のなさはワタシと社内で1、2を争うんじゃないかってくらい。


Bちゃんはこんな緊急事態(彼女にとって)にもかかわらず、納品書ここに置いときますよ、みたいないつもと変わらず訥々した調子で話を切り出してきた。
それだけ腹くくってるってことか。


彼女ことBちゃんとは挨拶と業務連絡くらいしか話をしたことがない。
このときまでBちゃんに彼氏がいるなんて知らなかったんだよ?
つーか、いると思ってなかったし。(失礼)
だって、恋する女の子のハッピーオーラをこのコから感じたことなかったんだから。


でもさ、どうしてワタシに相談を?
あの、いつも飲みにいったりしてる愉快な仲間たちがいるじゃんか。
楽しいコトには誘わないくせに、
困ったときだけワタシのところに来るのはなんでかなー?


おぉっと、現実に戻ろう。考えたら凹む。
必要なのはお金。彼氏の入院費用が必要みたいだし。
それなら、ワタシにできることは1つ。
彼女の給与の前借りができるかどうか、本社に問い合わせをする。


とっととこの件に関しては終わらせたい。
そして重い話は勘弁してくれ。
他人の人生に踏み込むなんてなことはワタシにできないし。
いや、そんなこと冗談じゃない!!

そもそも、Bちゃんはなんでその彼氏と別れないのかな。
だって「彼氏」でしょ。旦那だったらともかく。
そんだけ愛してるってことか。


本社のCさんに連絡して給与の前借りができるかどうかを聞く。
Cさんは入社以来ずっとお世話になってきた。
頭の回転が速く仕事もできる人だが、ちょっと言葉が冷たい感じ。
この人のように人の感情に流されず、日本刀の切れ味のごとくばっさばっさと何でも割り切れたら楽でいいよなぁとずっと思ってた。

Cさんは社長と掛け合ってくれ、2ヶ月分は前借りできると言う。
それと高額療養費制度の申請方法も即効FAXしてくれた。
仕事早ッ!!

ワタシはBちゃんに給与を前借りできることを告げ、Cさんが送ってくれたFAXを渡す。


それで終わりにするつもり。
業務終了。
実際、ワタシがBちゃんにできるのはそれだけだし。


なのに。



Bちゃんが言う。
「これじゃあ、病院に払うお金がとても足りません。もっと借りることはできないんですか」


え"ぇ~、モウ、勘弁シテヨー!!!


面倒くさくなったワタシは、ワタシの立場ではどうすることもできないからAマネージャーに相談してみて、と言って逃げた。
実際、ワタシは何の権限もないからさ。しょーがないじゃん。



でも、この一言が余計だったのだ。



(つづく)


Bちゃんがんばれ!・・・って思った方は、 
 お願いします。



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Comment

wax

先が気になりますね。
こうゆう状況だったら自分はどうするのでしょう・・・?
考えてしまいます。

2008/01/25 (Fri) 00:35 | 青犬 #- | URL | 編集 | 返信

wax

青犬さん、コメントありがとうございます。
この話、ちょっと長いのですが、お付き合いください。

2008/01/25 (Fri) 11:45 | marianong #- | URL | 編集 | 返信

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